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高校教師のぼやき2

 今日もクラブ指導。午前中で帰ってまいりました。

 高校教員は、主に教科指導をしたくて教員になった人と主にクラブ指導をしたくて教員になった人に大別されると思う。もっとも「両方だ」とおっしゃる方、「何となく」とおっしゃる方もおられようが。しかし現実はどのような希望で教員になろうが全員が何かのクラブの顧問になる。

 どのクラブになるかは校内人事委員会が決めたり教頭が決めたり学校によって様々だ。熱心な専門家が顧問になればそれでいい。その手の美談には事欠かないし、その場合先生の自己実現も兼ねているのだから。問題は、競技の専門家がいない場合どうするのかである。技術指導のできない知らない世界に首をつっこみ、生徒・保護者に振り回される形で土日なく出勤する。放課後も練習が終わるまで帰れない。しかも事故が起こったら顧問の責任。他校の同競技の顧問とも人間関係がない。どうしていいか分からないのである。それでも若い内は無鉄砲だし生徒といっしょにやってみたりして解消できる。実際、たまたま顧問になったことがきっかけで知らない世界の第一人者になってしまった方も知っている。しかし、生徒の時代から運動オンチで教科指導中心で教員を志した方の場合そうはいかない。特に年齢を重ねると挑戦の意欲はいよいよ減退する。家庭の側にも覚悟がない。突然、土日にお父さんお母さんがいなくなるのである。

 これだけ心圧と戦って時間を使っても、残業手当もなし。休日のクラブ指導には半日以上でたった千数百円ぽっちの特別勤務手当。より緊張感を伴う練習試合の引率には旅費さえ支給されない(各校の学校後援会等が独自でバックアップ)。必要なジャージ、競技に必要な道具は自分持ち。勝てなければ保護者から「あの先生ではダメだわ」との冷たい言葉。

 絶対に間違っている!教師の善意に寄りかかって維持されているクラブ活動とはいったい何なのか!

 もう本当にクラブ制度は限界に来ていると思う。新しい教員の採用がなくなってよけいに今、パンクしそうになっている。

 おい財務省!教員の給料減らすこと考える前に、教員の仕事を正当に評価せんか!

 文部科学省も当てになるのかならんのか。

 まっ、生徒が目の前にいるんやし、とりあえずがんばろ。これが教師のため息。

 

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