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高校教師、暑さに思う

 「わしらの学校時代はクーラーなんかなかった。学校にクーラーなんか贅沢や」とお年寄りがのたまわく。古代エジプトの文字に「今の若い者は」と書いてあったというくらいだから、とかく年寄りは若い者を評価しない傾向があるらしい。たしかに昔の人の方がご立派であったのかもしれないが、「学校の暑さ」という点だけはちょっとゆずれない。

 というのも昔の校舎は木造である。木と土でできた建物は湿気を吸って思いの外すずしいのである。私はこの夏から築35年の木造ボロ屋に住んでいるが、寝るときに除湿で使うのと来客の時は別であるが、基本的にクーラーはいらない。ましてや昔の地面は土だった。今はアスファルトが主流で照り返しも並ではない。現代の鉄筋コンクリート校舎は「暑い」のではなく「熱い」のである。はっきりいう。今の教室は昔より格段に暑いのである。教室にクーラーを!

 ましてやホームルームというあんな狭い部屋に、エネルギー放出状態の若い連中を40数人集め、教室の天井近くにどんどたまっていく熱気に首をつっこんでしゃべるまくる。これが教師の仕事なのである。なんと暑い仕事なのだろうか!

 ましてや温暖化の昨今である。本当に今の生徒はよく耐えていると思う。

 ついでに、もう一つ。机のことである。今使われているスチール机。あれの規格は明らかに昔のサイズでしょう。コクヨさん、ちょっと考えてよ!身長180㎝を超える生徒が座る机とイスがない!ラグビー部のごっついやつが座ると机の下は「足だらけ」。最近、教科書や資料集はビジュアル化にともなって大型化しているのに、机の面積は同じまま。

 この現実を知り合いの議員さんに訴えた。「しっかり訴えます」との返答に頼もしく思ったが、数日後にこんな答えが。「机を大きくするとクラスの定員が変わります。定員が変わると教員定数を変えなければいけません。予算のない中無理ですね。」日本は体裁だけで教育を考えている国だとつくづく思った。

 本当に、生徒の事を考えてくれ!頼むわ!環境整備だけは最低限やってくれ!

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