« 高校教師、暑さに思う | トップページ | ワイドショーは探偵か!? »

高校教師の反省

 同窓会の連絡が来た。初回に紹介した同窓会とは違う学年のものである。それはそれでいいのだが「3クラス合同でやるので他のクラスの担任にも呼びかけてくれ」とのたまわく。おや?何かが違う。

 私の常識では同窓会は生徒=卒業生のもの。そこに恩師がゲストとして招かれる。招かれる側が運営側に組み込まれるのはおかしい。

 思い返せばこの学年は、学校内でエネルギーを発揮せず、校外に興味が向いていた。無断アルバイトや有職無職少年とのつきあいから生まれる喫煙・飲酒・深夜徘徊等の問題が多かった。クラブや学園祭等の自主活動も盛り上がらず、どんどん教員主導型になっていった。怠学傾向も強く、手を焼く生徒が多かった。「何とか卒業を」ということが中心の取り組みで、彼らの中に新しい力を呼び起こし自分たちの力で自分たちの取り組みを達成するというようなことはできなかった。

 生徒との取り組みの中で人間関係は深められたのは確かである。テレビドラマならそれでオッケーだが、実際の教育効果があがっていなかったのではと心配していたところの今回の連絡。「いまだに頼ってくるのか」と落ち込むことしきりであった。

 つくづく生徒には挫折経験させなければいけないと思う。その挫折を乗り越えて初めて力をつけるのである。教員は目の前の成果を追うあまりに、生徒の苦労をするチャンスを奪ってならないと、反省する。

|

« 高校教師、暑さに思う | トップページ | ワイドショーは探偵か!? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187530/11655606

この記事へのトラックバック一覧です: 高校教師の反省:

« 高校教師、暑さに思う | トップページ | ワイドショーは探偵か!? »