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小学校事件に思う

 小学校で授業中にけんかになり、ナイフで脇腹を刺したという事件が起こった。事件自体に話題性はあるが、そんなに繰り返し報道する事かといいたい。計画性はないし、直後に二人で保健室に向かっているし、加害児童は涙を流して謝っているという。単なる「いきすぎた」けんかである。ここで浮かび上がる事実はせいぜい、「少子化の中でけんかをしなれていないがゆえに限度を知らない子供の現実」くらいではないか。

 今朝、「朝ズバッ」を見たらこの事件がトップで報じられていた。そしていつものように「なぜ担任は気づかなかったのか不思議でならない」などと大げさに決めつけていた。私にはみのもんたが「不思議でならない」ほど学校現場を知っているとは思えない。不思議でならないのはほとんど取材らしいことをしないでスタッフのプランに乗っかって公共の電波を使って不確定な事実を断言する彼の心理構造だ。私ならできない。役員を決めるホームルームのガヤガヤした中で起こった出来事だ。二人して保健室に向かっていくときに担任は気づいている。ナイフを取り出した時点で気づけというのだろうか。まったくナンセンスである。現実を知らない。それに彼に言われなくても担任の先生は十分に責任を感じている。そんなばかげた報道に、またバカなコメンテーターが「犯罪の低年齢化の典型」などとコメントし事を荒立てる。「あいつ最悪やな。もっとまともなやつかと思ってたけど最近おかしいで。」と同僚が言っていた。保護者とおぼしき人が「学校の対応が遅い。学校よりマスコミからのほうが情報が早いなんてどうかしてる」とマイクに向かって言っていたが、学校からの情報を待てないあなたと、学校を無視するマスコミがどうかしているのである。

 だいたい「朝ズバッ」はスタッフも出演者も実に浅い。取材不足が各所に露呈している。「私のしごと館」のような貴重な施設を「無駄使い」呼ばわりし、滋賀県にもこないで滋賀県知事選にコメントする。地元にいれば「何をかいわんや」である。コメンテーターは自分の専門外の事でもコメントしなければならないから大変だと思うけど、自信がないのに自信があるようにコメントするのはやめてもらいたい。

 本当は一番心配なのは、この二人の子供の関係とクラスが今後どうなるかではないのか。マスコミはそんなことは考えないでセンセーショナルなことだけ報道する。

 「何の為」の報道か。それがなくなってしまった。そのことが再確認できた今回の事件だった。

 

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