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モンスターペアレント2

「モンスターペアレント」の項目をWikipediaに立ちあげたら、一瞬にして他の方々に書き換えられて原文はほとんど残っていない。Wikipediaのすごさを思い知らされた次第です。しかも内容が知らなかったことだらけ。学問的な深まりもあり、感心することしきりです。

さてその記事の「外部リンク」に多くの新聞社の記事へのリンクが紹介されていた。読んでみると各社それぞれモンスターの行状を浮き彫りにしているので、ここにまとめてみるのもいいかなと思いました。

読売新聞 2007/6/18

*「自宅で掃除をさせていないから、学校でもさせないでほしい」と要求。

*「(子供同士で小さなトラブルになった)相手の子を転校させるか、登校させないようにしてほしい」と要求

*勉強の進み具合が遅れている中学生に小学生の問題を解かせたところ、「子供が精神的に傷ついた」と抗議。

*子供がお年寄りに自転車で接触事故を起こしたら、親が「学校の指導が悪い」と主張。

*大学進学に関係ない教科を受けないでよいようにして欲しい、と要求。

*ピアノの技能はうちの子が一番なのに、合唱の伴奏が別の子なのはおかしい、とクレーム。

*担任や校長の自宅に深夜電話し、長時間に渡って不満をいう。

*暴力団との関係をほのめかして要求を通そうとする。

*教師を中傷するメールを学校関係者に送りつける。

*気に入らない教師の悪口を子ども達に触れ回る。

読売新聞 2007/6/26

*市教委に対し、「自分の子どもを手厚く指導するために専用の教員をつけろ」と要求。

*市教委に対し「我が子を学校代表にして地域行事に参加させろ」と要求。

中日新聞 2007/7/1,7/2

*子どもどうしのトラブルをまとめるのに子どもが納得しかかっているのに、同席の親が納得せず激しく言い争い。

*。「うちの子がいじめられた」と訴える父親が、“容疑児童”の調書を作って学校に乗り込み。他の子どもたちに聞き取り調査まで行い「〇月〇日、A子はどこで誰に何をした」などと数十ページにわたって詳細に記し、「悪質なA子の転校を求める」と要求。

*真夜中に生徒の母親から「離婚したいけど先生どう思う?」と相談。

*「うちの子は足が速いのになぜリレーの選手になれないのか」「うちの子は二十五メートル泳げるはずなのになぜ検定に受からないのか」などの苦情。

*校庭を見下ろす高層マンションに住む保護者が、双眼鏡で体育などの授業の様子をチェックしては、翌日の連絡帳に「ここはこういう指導法に変えた方がいい」などと細かく“アドバイス”。

*宿題をしない、提出物が遅れる生徒の成績を悪くつけたら、「担任はうちの子を問題児扱いした。内申点が足りずに中学受験に落ちたら担任のせいだ」と学校に乗り込んできた。

東京新聞 2007/7/1

*ある小学校の個人面談で教員との会話の録音を父親が要求。

*別の小学校では、運動会で子どもに日差しが当たっていたことに立腹した母親から「熱射病になったら責任がとれるのか」と苦情。

*運動会直前に父親が「うちの子が騎馬戦で上に乗れないのはおかしいじゃないか」と怒鳴り込み。

*周囲の子とぶつかって階段を踏み外した児童の母親が、『うちの子が殺されそうになったそうじゃないの』と怒鳴り込み。

毎日新聞 2007/7/12

*「喫煙を注意されたが、人に迷惑をかけていないので指導は必要ない」とクレーム。

*授業妨害をする児童の母を指導したら『先生に魅力がないから』と反論。

*「不登校の子が家でストーブをけり倒した。学校が弁償してほしい」と要求。

*「いじめに遭う我が子を転校させるので、通学の交通費を出してほしい」と要求。

*「義務教育は無償なので野球部のユニホームは学校で洗濯すべきだ」と主張。

*「写真の中央に自分の子供が写っていない」

*「休んだ1週間分の給食費を返してほしい」

*「給食が必要だと言った覚えはないので、給食費は払わない」

*「登下校時に友達とトラブルになるので、学校が送り迎えしてほしい」

*「クラスに気に入らない子がいる。その子を別のクラスに替えてほしい」

*参観日に授業を録音した親が「先生の授業はここがよくない」と指摘。

*「評価が気に入らない」と、保護者が1年半の間通知票を返さなかった。

何らかの事情が背景にありそうなものもあるが、全般的にはやはりとんでもないと言わざるを得ない。実際に多くの教師は理不尽なクレームが増えていると実感している。教師力の低下が言われるが、保護者まで相手にしなければならない時代である。昔の教師よりも今の教師の方がよっぽど苦労しているという真実を認識してもらいたいものである。

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コメント

はじめまして、とよ爺と申します。
新聞の記事、大変興味深く読ませていただきました。私が知らない例もたくさんありました。とても勉強になりました。
TBさせていただきました。
宜しくお願いします。

投稿: とよ爺 | 2007年7月27日 (金) 22時46分

とよ爺さん、コメントありがとうございます。
現場にいると本当に信じられないような事例に出くわします。誰かが言っていましたが、「保護者が消費者化している」つまり、学校を教育機関ではなくサービス機関だと思っている方が多くなっていると思います。また、かつては学校の方針に自分を合わせていたのが、自分の世界の枠に学校を押し込める逆転現象が起こっている感じがします。そういう保護者は子どもの前に立ちはだかった困難を学校の責任にして取り除くことを要求します。かくして子どもは苦労知らずに成長し損なって卒業していくのではないかと心配しています。
とよ爺さんのブログも拝見します。

投稿: yossy | 2007年7月28日 (土) 09時21分

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