« 「宙に浮いた年金記録問題」は社保庁の最後の抵抗? | トップページ | 河合隼雄先生のご冥福をお祈り致します。 »

高校に社会科を復活しませんか?

産経新聞に、「センター試験 「地歴」と「公民」統合 22年度にも 」という記事が載った。ああ、やっとそういう話が出てきたか、というのが正直な感想である。

1994年(平成6年)から学年進行で導入された高校の社会科分割は、中曽根内閣の教育課程審議会で審議され、1989年(平成元年)告示されたものである。小学校1,2年で社会と理科がなくなって生活科になったのと同時だったので、とかくリベラルで教育現場のオピニオンリーダー的な存在である社会科の教員組織を標的にした措置だ、という意見もあった。

導入当時、教育課程審議会委員の木村尚三郎が「人文科学=地歴、社会科学=公民と区別するべきだ」と主張したと聞いていた。しかし、現場は分かっていた。そんなことできるわけがない。授業を担当する教員をどうやって分けるのか。内容も相互に関連することが多いのである。まったく、学者風情が現場を知らずに原則論だけで行う主張にはろくなものがない。今後、地歴だけの免許や公民だけの免許の教員が現場で採用されたらどうするのか。現場は相変わらず「社会科」として授業を分担しているから、そんな教員は使えないことおびただしいのである。

そして今回の「統合」報道である。しかし今回はセンター試験だけの統合のようだ。私は断言する。分割してよかったことなんか一つもない。早く社会科復活してくれ!

にほんブログ村 教育ブログへ

|

« 「宙に浮いた年金記録問題」は社保庁の最後の抵抗? | トップページ | 河合隼雄先生のご冥福をお祈り致します。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187530/15800032

この記事へのトラックバック一覧です: 高校に社会科を復活しませんか?:

« 「宙に浮いた年金記録問題」は社保庁の最後の抵抗? | トップページ | 河合隼雄先生のご冥福をお祈り致します。 »