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首相提案

福田首相がかなり思い切った提案をした。

道路特定財源を再来年度から一般財源化するという。要はガソリンや車両などにかかっていた税金を何にでも使えるようにする、ということだ。民主党の強い主張が実った形だ。

以前にも書いたが、道路特定財源の主たる納税者は地方の人々である。それを何にでも使えるからといって都会偏重に使うようなことになるなら反対である。しかし、地方の道路整備を引き続き行い、ドクターヘリなど地方医療の立て直し、限界集落対策、にも使われていくならば大いに結構かと思う。少子化対策、福祉もあるだろう。

それもあの小泉元首相でさえできなかった課題をクリアーしようというのである。福田首相の決意は並大抵のものではあるまい。しがらみのない冬柴国土交通大臣だからこそ、首相についていこうとしているが、国土交通省と道路族議員はこれからも相当な抵抗するだろう。

民主党よ!君たちが単なる野党かどうかここで決まるぜ。自分たちの主張が100%入れられなければ反対、なんて言ってたら共産党と同じだ。限られた予算を限られた時間の中で様々な要求がある中で配分し運営するのが政治だ。首相がここまで歩み寄ったのは「政治家」だからだろう。国民生活の混乱が目に見えているのに、ここで歩み寄れなかったら、民主党には「政治家」はおらず、「権力志向家」だけが存在することになるぞ!

民主党よ!「暫定税率なんかなくても地方の道路はつくれる」なんて非現実的なことをいってないで、福田首相を守れ!そして族議員と戦って立派な政治家であることを証明しろ!

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埼玉県の校長が教え子に…

前の「第二名神を~」の記事のコメントで、以下のような文章をいただいた。

「突然のメール失礼致します。
教職のお立場におられるという事で、先生に、今回埼玉県で起きた、県立高校校長による女性(もと教え子)脅迫ならびに逮捕の一件について、どのようなご意見ご感想をお持ちでしょうか?是非ともブログ上にてご発言をお願い申し上げます。
宜しくお願い申します。」(原文ママ)

せっかくのご要請なので少し申し上げてみたいと思う。

まず私は、今回の事件そのものについては情報が少なくってコメントの仕方が難しいと感じている。その上で間違いなく言えることは、「事実ならば」情けない事だということ。たとえどんな事情があろうが許されるはずがない、ということ。これだけは間違いない。要は人間が出来ていないのだ。

教え子に手を出す教師の存在は、私の生徒時代にも他校の例として聞いたことがある。その時代にはあまり問題にならなかったように思う。教師が特別な存在だったのかも知れない。教員になってからも卒業生から、「教育実習に行った先の先生から、一人くらい自分のものにして帰れ。うちの教師はみんな経験者だ、と言われた」と、ウソか本当か知らないが聞いたことがある。私の周囲には、卒業生と出会いなおして結婚した教員は何人かいるが、在校生と出来てしまった教師はほとんど知らない(ほとんどというのが微妙な表現でしょ。うわさ話を聞いた、というのがあるのです)。

ただ、不祥事は現実としてある。県教委の方からその実情を伺ったことがある。

その趣旨は、

①教師になるまで特別な存在でなかったのに、教師になれば特別な目で見られる。そのことで自意識過剰になる人がいる。

②特にいわゆる「まじめ」で通してきた人は「女性慣れ」していないから、舞い上がってしまって抑えが効かなくなることがある。

③きっかけとしては、女子生徒の方からアプローチをかけることが多い。ただしそれはちょっとした遊び心や純な憧れから来たもので、深入りすることを想像していない。なのに相手教師が本気にしてしまい深みにはまる、というパターンが多い。

④生徒は友人に相談するので、必ず明るみに出る。

⑤生徒が教師を「はめる=だます」ということも若干だがある。

というものだった。

教師はそういう現実を知った上で、我が身を振り返り自分自身を律する必要がある。

ましてや管理職(校長・教頭)はそれを指導する側のはずである。なのに自らを律することができなかったということが今回の事件だとすると、本当に情けない。教師が奉られていた古い時代が続いていると勘違いしたのだろうか、相手の女性の感情を読みとることが出来なかったのだろうか。

いずれにしても目が曇っている、としかいいようがない。

こんな事例をすべての教師に当てはめて欲しくはないのであるが、管理職がやったということで、世間で一般化されることが怖い。それが一番の思いである。

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第二名神を通ってみた。

先日開通したばかりの第二名神を通ってみた。草津(滋賀)~亀山(三重)までが35分。国道1号線を通るときと比べて1時間強の短縮である。料金は通常料金は1600円だが早期開通割引で900円だった。さらに伊勢方面にも自動車専用道路がつながっており、三重県がぐっと近く感じた。これは便利である。

便利であるだけでなく、陸橋の高い所を走るので実にスリリングである。事故が起こって落ちでもしたら大変だ。

また、信楽、土山にインターができたので観光客の誘致が期待できる。さらには企業誘致にも効力を発揮することは間違いない。実際すでに数十社が甲賀市への進出を検討・決定していると聞いている。シャープが亀山に工場を作った理由が分かった。関(亀山市)の重要伝統的建造物群保護地区にも立ち寄ったが信じられないくらい観光客がいっぱいだった。寂れた良さがなくなるのは寂しいが、せっかくウナギが名物なのにウナギ屋もないのがもったいないな、とも思ったほどである。

土山のサービスエリアにも行ってみた。上下線ともに一カ所で営業しているので、お客さんがいっぱいだ。しかも面白いのは、地元の土山茶や信楽焼、滋賀の名物だけでなく、関西の名物も東海地方の名物も売っているのだ。滋賀が関西と中部の接点だということがよく分かる。

かたくなに道路特定財源にこだわるのはよくないと思う。しかし、自動車を使う割合は地方の方が圧倒的に多いのだから、道路関係税を大部分を納めているのは地方だ。なのに東京などの都会の方が道路は整備されている現実をどう考えるのか。道路特定財源は地方の活性化に為に使われるべきだ。地方の了解なくかってに廃止するな!」という意見は、一定の説得力を持っている。滋賀は一時期「国民通過県」と言われたくらい道路が発達しているが、その中で取り残された感じになっていた甲賀市南部~東部にたった一つの高速道路が走るだけでこれほど大きな変化が起こることを見ると、道路の持つ効果がよく分かる。その意味からも、九州道から宮崎道で県庁所在地にかろうじて繋がっている宮崎県などは、九州新幹線が通らないこともあって、特にぶつぎれ状態の東九州自動車道の整備を要求する気持ちもよく分かる。現状では宮崎は「熊本・鹿児島の向こう側」。これが遅れるとそれだけ企業誘致が遅れるのだ。高知や鳥取・島根なども同じ気持ちを持っているのではないだろうか。

(ちなみに、道路をつくる指標として費用対効果を見ることがあるらしいが、私はそれだけではダメだと思う。経済効果が薄くても作らなければならない道路もある)

郷里が豊かになるのを感じるのはいいものだ。もっとも「ほったらかし」の近江文化が好きな私にとって、それは一抹の寂しさを伴うものではある。

甲賀市の発展を心から祈っております。

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おいしいそばやだったのに…

先日の事。久しぶりに滋賀県草津市のとあるそばやにいった。何年か前に入って、そのときはおいしかったのである。「全国新そば会」という有名そば老舗店の会にも加盟している。店舗を使って時々落語の寄席もやっている粋な老舗なのである。

しかし、出てきたざるそばを見て、我が目を疑った。色も艶もない、若干乾燥して互いにまとわりついている。においもない。コンビニのソバに「ほぐし水」がついているが、それが必要なくらい固まっているのである。そう、明らかに作り置きである。しかもどうみても「手打ち」ではない。新そばのシーズンだったのに「新そば」の表示もない。金がもったいないのでなんとか食べた後、あまりのまずさに「本当のそば」を求めて町をうろついてしまった。幸いにも栗東市に「平」というおいしいそばや(おいしい店は実名でもいいでしょう)があって命びろいをしたのである。件のそばやには二度と行くことはないであろう。

全国新そば会」というと、本当においしいそばやが集まっているという印象がある。有名な「かんだやぶそば」もその一員である。一度食べたが「かんだやぶそば」は本当においしかった。しかし、こんな会員がいるとは…。看板倒れも甚だしい!「全国新そば会」はこの店の退会を勧告した方がいい。

件の店のホームページを見てみた。「打ちたて、ゆがきたての名代○○そば」

うそつけ!功利を優先しやがって!

身近に「食品偽装」が発覚した瞬間であった。

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素人コメンテーターはいらない!

ニュースバラエティを見ていて気になってしかたがないものがある。

それが、「素人コメンテーター」である。彼らは専門的な知識もないくせに、そのときそのとき報道される事件に対してコメントする。専門知識がないからそのコメントは、テレビ局が意図した報道の方向性を後押しするものとなり、さらには「劇場型民主主義」の観客たる市民がしゃべって欲しい内容をしゃべることとなる。橋下大阪府知事いわく。「今までは視聴者がしゃべって欲しそうなことを言っていれば良かった。これからは違う。」テレビのコメンテーターは皆そうした傾向を持っていると思ってまず間違いない。経済専門家やオリンピックメダリストが教育や国防に対するコメントを求められるのだから信じられるはずもない。なのに一定の発言力を発揮するのだからたちが悪い。

イージス艦の事故について考えてみよう。

イージス艦が事故を起こしたのはけしからん。情報が錯綜しているのもけしからん。大臣は責任を取るべきだ。

この分かりやすい図式の中で彼らはしゃべりまくる。「これだけ情報が管理されていないということは、無能といわれてもしょうがない」とか「艦長が仮眠していたのがけしからん」とか「海上保安庁の取調前に大臣も同席して事情を聞いたのは口裏合わせのためではないか」などなど。その背景にどんなことがあるのかなどということは気にもとめず、「正義の探偵」きどりで言いたい放題である。

しかし、正しい情報を早く得ようと思ったら現場の人間から直接聞くのが一番いいのは誰にでも分かっているはずのことである。情報が遅かったり不正確だったりしても文句を言うくせに、現場から直接聞いても疑るのだからどうすればいいのか分からない。

さらに言えば、石破大臣は自衛隊改革をやろうとしている人なのだから、現場にしてみればうっとうしい。大臣の指示通りに現場が動かないものはむしろ当たり前だと私は思う。ここに現在の国家公務員の最大の病理があるのではないだろうか。

とここまで言ったが、それもこれも私の素人コメント。想像の一端を書いてみたにすぎない。要は、このような様々な見えない事情や可能性を想像しながら情報に接しないと間違った判断をすることになることを言いたいのである。たかが素人コメンテーターのことばとはいえ、その発言が視聴者をミスリードし、とんでもない結果を導いたらどう責任をとるというのであろうか。そういうことを考えながら発言しているのだろうか。

テレビでしゃべる人はその影響力をわきまえてもらいたい。だからこそ勉強してもらいたい。発言は謙虚であってもらいたい。

素人コメンテーターよ!分をわきまえろ!それができないやつはテレビに出るな!

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