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進学実績だけが魅力なのか?

「昔は」などというと年寄りの戯言のように思われるのでいやだが、現在の問題点を考えるときどうしてもそういわざるを得ない時があるので、あえて言う。

昔は各高校の魅力は進学実績だけではなかった。クラブが盛んな学校、自主活動が盛んな学校、就職指導に熱心な学校、地域に開いた学校、様々な学校があった。しかしいつからか進学実績があがっていることが魅力ある学校の最低条件のようになった。

県教委が「各学校の特色を出す」ということを言い出してから、特色がなくなってきたように感じるのは私だけだろうか。片やそういいながら、「県民の要請が大きい」という理由で進学実績のあがっているいわゆる進学校の定員を増やし、困難校の定員を減らしてきたのは他ならぬ県教委である。1学年のクラス数が減れば生徒数が減る。生徒数が減れば集める生徒会費が減る。クラブ予算も行事費も削減される。困難校にはリーダーシップをとれる生徒も少ない。そんな状態でどうやって学校の特色を出せというのだろうか。勉強もクラブも進学校にかなわないのである。学園祭なども規模も取り組みのレベルも違う。

実業高校は生徒もそれなりの覚悟を持っているのでまだいい。普通科の困難校には、働く覚悟もなく、勉強もクラブも自主活動も何もできない生徒が多いのである。彼らの中には「自分たちは腐ったリンゴのようにこの学校の押し込められている」というような被害者意識も存在する。

ある教師が言った。「社会階層はいい意味でも悪い意味でも、三角形の形のはず。少ない優秀な人間がリードして、多数のそうでない人間は社会の底辺を支えてきた。今の学校は逆三角形。いつか倒れるぞ」すごい着眼点だと思った。

本当に特色ある学校を作ろうと思うなら、困難校のクラス数を増やし進学校のクラス数を減らせ!優秀な生徒が少しでも困難校に入れば、いろんな事ができるようになる。

保護者の要求を呑むばかりが教育ではあるまい。本当に全体の教育のことを考えるのなら、保護者の意に反することも必要ならばするべきである。

もっともっと、進学実績以外の魅力を認めよう!

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