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無責任な「ええかっこしい」

前回、石田英司について書いたが、いいたりないので続きである。もっとも今回は彼に限ったことではない。

ニュースや野党が政府の政策を評価する時の批判方法については一定のパターンがあるのである。

○ETC搭載車の高速道路1000円乗り放題など、第一次的に恩恵をうける人が限られている場合

  「不公平な政策だ!」

○定額給付金や児童手当拡充などのように、第一次的に恩恵を受ける人が広く多い場合

  「バラマキだ!」児童手当拡充の場合は、不公平だ!もあり得る)

○大企業が活性化する政策

  「大企業優遇だ!」

○今回のように中小企業がつぶれないように手を入れると

  まずは「無視」その上で「大企業に手を入れないと結局は中小はよくならない」とのたまう

○選挙前に国民受けする政策を打ち出すと

  「結局は選挙狙いなんでしょ!」 ピーコっぽく)

  これは本当に怖い言葉。国民から思考力とやる気を奪う悪魔の言葉。)

○第一次的な国民への恩恵が見えにくく、効果に時間がかかる政策には

  「国民の声が聞こえていない」「結局は国会の先生方なんかに私たちのことなんかわかるわけないじゃないの」ピーコっぽく)

○公共事業を推進しようとすると(その事業が本当に必要かどうかという微妙な判断には悩まずとりあえず切って捨てて)

  「とにかく無駄遣いだ!」「政治家・官僚と土建屋が裏でつながっている!」

○とりあえず公務員と国会議員の

  「給料を減らせ!」「定員を削減しろ!」

○国債発行を増額すると、政策評価はそっちのけで

  「将来の子孫に負担を残す」

○緊縮財政を引くと

  「国として果たすべき責任は、ちゃんと果たしてもらわないと」

○福祉国家政策には

  「護送船団方式だ」「こんなんじゃ頑張った人が報われない」

○新自由主義的な政策には

  「セーフティーネットは政府の責任」「格差社会だ!」

他にもいろいろある。相互にコメントが矛盾しても彼らには関係ない。その場限りの発言に終始する。時期が違えば忘れられると思っているらしい。古館なんかしょっちゅう過去の発言と矛盾している。

民主党なんか、「児童手当の拡充」にバラマキ批判で反対して「子ども手当」を主張したり、「定額給付金」を否定して「給付付税額控除」を主張している。名前を変えただけだ。与党の年金システムは社保庁の怠慢もあって悲惨なものとなったが、社保庁の職員が「働きすぎないよう」に組合活動してきたのを支えてきたのは民主党。それを隠して批判だけする。民主党の主張する新しい年金システムは相当な増税抜きではとても実現できないが、与党が消費税アップをいうとすぐに否定。国会は議論の場ではなく、悪口とパフォーマンスの場となっている。

とにかく、どういう政策を打ち出しても、それに対する「悪口」はちゃんと用意されているのである。

パターン化されたセリフを言っていれば「ええかっこしい」できるのだから、うらやましい。こういう、口ばっかりで何も行動しない無責任なやつのことを世間では「あいつは評論家だ」という。「評論家」という言葉が「無責任」の代名詞となっているのも悲しい現実だが、今、一億総評論家時代が来ているように思う。

テレビや野党が、みょうに冷めて評論ばかりして責任感ある発言をしようとしない。国民にもこの雰囲気が伝播している。

日本の危機である。

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コメント

国のこういう状況に於いても、無責任にテレビに出まくって、さも、もっともらしい事言っているコメンテーターには吐き気がします。
オリンピックに出たら、一端、評論家扱いですかね。安直すぎます。何ら、見識も持っていないその辺のあんちゃんや、ねーちゃんを出してほしくないです。

最近のテレビ業界も横並びでおバカな評論家をもてはやして。

最近は教育評論家の化け物まで。
言葉が過ぎましたらごめんあそばせ。

オカマの言うことをよく聞いてみたら、
何ら、賢い事言ってませんのに。

きわもの観たさに、馬鹿観たさってとこなら、テレビも化け物イルージョン化してるんでしょうね。

ニュースキャスターもその類に入ってます。

投稿: ほんと、その通り | 2011年5月17日 (火) 19時40分

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悪口を毎日言う人がいます。私はその悪口を聞くたびにこういいます。 「もう ええや... [続きを読む]

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