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久しぶりの日本武道館

長男が参加する日本武道館の少年剣道大会に、自家用車で行ってきた。往復とも高速深夜割引を使うために、夜中の0時~4時の間、少しでもいずれかの時間に高速道路上にいなければならないという条件をクリアするために、かなりの強行軍であった。

夜中の1時に出発。とにかく走り続けて牧ノ原SAで1時間ほど休憩。さらに足柄SAで小休止をとり、後は一路東京へ。ところがラッシュアワーに遭遇して、9時の開会式には間に合わない始末。あ~あ。

試合は団体戦。1回戦は難なく勝利。2回戦、惜しい試合展開ながらも惜敗。今一歩の力が出し切れずいわゆる「勝ちきれなかった」という状態。子ども達にはいい勉強になったと思う。

しかし、会場で思ったこと。再三主催者側が「フラッシュを使用しての写真撮影はご遠慮下さい」とアナウンスしているのに(フラッシュが目にはいると試合の妨害になる)、平気で撮影している指導者がいる。うちの妻が「アナウンスをお聞きになられましたか?」とていねいに注意しても無視(この人だけではない。会場内で結構光っていた)。「監督章のない方は観覧席にお戻り下さい」とのアナウンスも無視する人多数。プロクラムに「物を置いての席取りは禁止します」とあるのに、ほとんど完全無視少年剣道の指導者たちはいったい何を子ども達に伝えようとしているのだろう。子ども達も同じ趣旨徹底を聞いている。それを無視する身近な大人達を見て、彼らはどう思うのだろう

このままでは剣道も終わるな」と思わざるを得なかった。

帰りもさらなる強行軍。そもそも0時以降にインターを出るために、どこかで風呂に入って時間調整を、と考えていたのだが、足柄SAでは東京に近すぎる。また、コースを変えて中央道の諏訪湖SAではどうかと思ったが、距離が長くなりしんどそう。そこで発見したのが、刈谷ハイウェーオアシス。伊勢湾岸道(第二名神)のPAながら、スーパー銭湯(天然温泉かきつばたの湯)があり、産直市場やフードコート、デラックストイレ、観覧車もある。昼間ならゴーカートや遊具で子どもを遊ばせることもできる。ちょっとこれは驚いた。結局、スーパー銭湯に2時間も休憩してしまい、帰宅が遅くなったが満足だった。これも道路公団民営化の恩恵だ。

剣道への若干の落胆と、いい施設との巡り会い。複雑な気持ちの変化の一日であった。

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千葉・殺人連れ去り事件に見るマスコミ

千葉県で、男のストーカーが相手女性の母親を殺し相手を連れ去り沖縄で発見されるという事件が起こった。この事件の報道の仕方を見て思うこと。

☆「○○容疑者が、今、那覇空港に入りました!」「この車が○○容疑者を乗せた車だと思われます。あっ!今、頭から服をかぶった○○容疑者が~に入りました!」こんな実況中継に何の意味があるのだろうか。

☆連れ去り被害者の顔写真を何度も何度も報道する。被害者の顔写真は捜査の手段として公開されていたとはいうものの、身柄が確保された後に電波に載せる必要はあるまい。被害者と加害者が、出会い系サイトで知り合ったという報道とあいまって、被害者バッシングが大きくなる可能性があると思わないのだろうか。

☆この事件はそんなに何回も報道する意味のある事件なのだろうか。誤解を恐れずにいう。殺人事件や誘拐事件は何回も起こっている。事件に国民に対する大きな教訓や問題提起が潜んでいるなら報道すればよい。しかし。今回の事件になにがあるというのだろう。こんな事件を繰り返し報道しているヒマがあるなら、未解決の殺人事件や誘拐連れ去り事件を報道するべきだ!

衆議院選挙が決まって、与党バッシングがしにくくなったけれども、トップニュースは毎日必要。残虐な謎に満ちた事件なら視聴率を稼げるといった所だろうか。

マスコミの情けなさを、またしても痛感する。

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教師と夏休み

ずいぶん変わったものである。

20年前、土曜日半日学校があったころ、本来休みのはずの土曜日に仕事している分(約15~17日分くらい)を夏休みや冬休みなどに固め取りするように指導されていた。これと夏季特別休暇をあわせるとかなりの日数、連続した休みが取れた。これが「教師の夏休み」の正体であった。もっとも、ほぼ毎日のようにクラブはあったので、学校には行っていた。当時、クラブ特別勤務手当が半日以上1回につき600円か何かで、あまりに安いので請求する気にならなかったことを覚えている。

それが今では、夏休み中でも出勤するのが当たり前。教師の夏休みの実態は、「夏季特別休暇」による休みと年時休暇(やはり夏休みは取りやすい)になってしまった。

そのことはいい。制度の変更だからしかたがない。問題はこの制度の変更が世間に理解されていないことである。

まず、いまだに「教師は夏休みがあっていいな」という方がおられることが面倒くさいのである。いつでも家にいると思っている保護者までいる。「いえいえ仕事ですから学校にいるのが基本です」というとびっくりされたりする。一度説明したはずの人が、翌年も同じ反応をしたりすることもある。

さらに、中途半端な知識で、「教師も夏休みってなくなったのと違うの」という方がおられるのである。そういう方の中には、正式な休暇もズル休みに見えているパターンがあるらしい。

正式に休みを家にいるのに後ろめたい気持ちがするのはなぜだろう?なぜ家にいるのか説明しなければならないようなこのイヤな気分。

全国の教師の皆さん。きっと同じ気持ちの方が多いのではないでしょうか。

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都議選のマスコミ報道

都議会議員選挙が終わって、さらに深まった思い。それは、「やっぱりマスコミは面白ければいいんだな」ということである。本質的なことがまったく触れられていない。
今回の都議会議員選挙結果とは何か。
一つは、連立与党が過半数を割ったこと。このことはマスコミも報道した。
しかし、相変わらず連立与党が民主党を上回った、という事実は報道されていない。自民党1458108.233票、公明党743427.674票で連立与党の合計2201535.907票に対し、民主党2298494..617票と票では上回ったものの、自民38人公明23人、連立与党の合計61人の当選者に対して、民主は54人しか当選していないのである。共産党(8人)以外の諸派・無所属の4人を足しても58人と、及ばない。つまり民主党が政権を取ったとは言えない中途半端な勝利なのである。
民主は今まで通り反対はできる。共産はいつも反対だから。しかし、何かを実現するためには自民・公明の少なくともどちらかの理解を得なければならない。そのことは自・公も同じである。つまり、自・公・民には今まで以上の話し合いの姿勢が、民主党には今までなくてもよかった責任ある対応が求められるのである。
今までは民主が反対しても賛成しても結果は変わらなかったので、ポーズだけ、人気取りのための反対があり得たが、今後は、民主が反対することでその政策は実現できなくなるのだ。その結果責任は民主党も負わなければならなくなったのだ。そういう意味では、よい政治になるのではないかと私は期待したい。
二つには、自民と共産と社民が大敗したこと。マスコミは自民の敗北しか伝えない。公明は全勝。したがって「自公連立大敗」ではない。連立政権の大敗の流れを公明党が断ち切った。
注目するべきは、共産党と社民党の惨敗である。共産党の当選者数は13人から8人と激減した。それだけでなく、4人が供託金没収となった。この大切な選挙に、いったい何を考えているのだろう(供託金没収は、無所属をのぞけば共産党と幸福実現党だけである)。『蟹工船』ブームで党員が増えたと喜んでいた共産党だが、実働部隊の増加にはつながらなかったということだろう。社民党は前回に引き続き当選者ゼロ。その共産党と社民党に、「国民の心は、自公連立政権から離れた」などという資格があるだろうか。このこの2党に都民の心はない。この2党はどれだけ負けても党首の責任は問われない。だから厚顔無恥なことをシレッと言えるのである。マイクを向けること自体、意味がない。
今回私が最も理解できなかったのは、都議選の総括番組に、候補を立てることさえ出来なかった国民新党や日本新党の代表者が出演していたことである。彼らは都議選に関係ない。マスコミの受け狙い、「与党大敗」という悪宣伝のための演出である。「都議選が衆議院に直結する」という民主党が醸成した雰囲気にマスコミが乗っかっている証拠である。本来は東京都の選挙であって、国政とは関係ないはずである。(そもそも政治討論番組に出演する人数は、衆議院の議席で勝る与党は自・公で2人のみ。野党の代表は各党1人で数人となって、いつも袋だたきの構図になっているのが、私にはヤラセに見えて仕方がない
あーあ、またもマスコミ批判。いやになるね。でも鼻についてしかたがないので書いてしまいました。

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飛べないカラス

学校の中庭にカラスがいる。

春先に、中庭の木に親鳥が巣を作り、いつしか3匹の雛が孵った。

ガー、ガー、とうるさいカラス。親鳥が餌を持って帰ってくるたび、それはエスカレートする。

はじめは授業の障りになる、と眉をひそめる人も多かった。中庭は生徒の団らんの場。昼休みの時間、上空の巣からの糞害もあって不評だった。

しばらくして幼鳥といってよいくらいに羽がはえそろった3匹の雛は巣から出た。彼らがレンガ敷きの中庭を我が物顔に闊歩する姿を見せ始めると、彼らはいつしか生徒の市民権を得た。カラスは警戒心の強い鳥。さすがになつきはしないが、強い警戒を示さないことは、生徒たちにとっていじらい姿に映ったようだ。

彼らもいつかは巣立つ。そのためには中庭を囲む校舎の壁を飛び越えなければならない。しばらくして一羽の姿が見えなくなった。

残りの二羽はなぜか体が小さい。中庭に降りたままの幼鳥に、親鳥はせっせと餌を運んでいた。それでもなかなか体は大きくならなかった。

生徒達は「あいつら餌の奪い合いに負けたから体が小さいんや」「はよ巣立たんと気になってしょうがない」などとうわさしあっていた。

何日かが過ぎた。

親鳥は、ある日を境に来なくなった。

この時点で二羽のカラスはまだ水平にしか飛べなかった。中庭の狭い土の部分を掘り返してみみずを食べたり、昼食後の生徒が落としていった弁当のカスを食べたりしていた。

校長先生がこっそりとパン屑をやっているのも、みんなが知っていた。

ある夜中、集中豪雨があった。

翌朝、生徒がみたのは一羽のカラスの遺骸だった。彼は疲れ朽ちたように中庭の隅に転がっていた。

一羽になったカラス。

まだ上には飛べない。

誰かが「家で飼えば?」と言った。しかし、だれも手を挙げる者はいなかった。

「中庭から出してやれば?」という者もいた。しかし、すぐにネコにやられて終わりだろう、という意見が返ってきた。

ここだから安心なのだ、しかしここだから飛べないのかも知れない。

ある日、久しぶりに親鳥を見た。親鳥は校舎の上から「ガー、ガー、」と何度か鳴き、子どもがそれに激しく応えた。親鳥はそのまま去った。

風通しも悪く、とにかく暑い中庭を唯一の世界として、彼は生きていた。

ある嵐の翌日、彼の姿が消えた。

狭い中庭のどこにも姿がない。

どこかへ飛んでいったのだろうか。それとも誰かが連れて行ったのだろうか。

誰にも分からない。

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「自民に不満」が「民主に不安」を上回る

最近、非自民連立政権誕生の時のことを思い出す。

あのとき、「とにかく自民はダメ」「自民は時代遅れ」というイメージが先行し、自民党が大敗し、勢いにまかせて、選挙前に公約にしたわけでもない非自民連立政権が誕生した。「時代は変わった」そういう雰囲気が広がった。私もそう思った一人だった。

しかし誕生した非自民政権は、国政経験がない総理の下で、現実的になれない社会党を抱き込んで、ウラでは小沢が操っていることが丸見えで、ほとんど何もできないまま、野党に落ちた自民党の必死の憲法術数の手にかかって瓦解した。

今の世間に当時と同じような空気を感じるのは私だけであろうか。

民主党は完全にイメージが先行している。私は現在の政界を混乱させているのは他でもない自民党の内部紛争だと思っている。民主党が評価されているわけではない。だいたい民主党の政権公約は信用していいのだろうか?私は疑問である。

一つ例をあげよう。

子ども手当である。中学生以下の子ども一人につき、月額26000円といっていたのが当面13000円になるそうだ。財源は、配偶者控除の廃止と扶養者控除の見直し。つまり専業主婦のおられる世帯には厳しく共稼ぎ世帯にはうれしい政策。子どものいない世帯に厳しく中学生のおられる世帯にうれしい政策。お年寄りを抱えている3世代世帯に厳しい政策。そういうことが分かって民主党を応援している人がどれだけいるだろうか。

世帯に直して考えてみよう。10%の累進課税率で計算すると、世帯にとって、

配偶者控除(国税38万円、住民税33万円の所得控除)。つまり、7万1千円。

扶養控除(扶養家族一人当たり国税38万円・住民税33万円。16歳~23歳までの扶養親族は国税63万円・住民税45万円。70歳以上の扶養親族は同居の場合国税58万円・住民税45万円、別居の場合は国税48万円・住民税38万円)。つまり「見直し」という言葉が「廃止」なら、

小中学生以下1人につき7万1千円

高校・大学生1人につき10万8千円

同居の70歳以上のお年寄り1人につき10万3千円

別居の70歳以上のお年寄り1人につき9万6千円

が増税になる。

さらに当然の事ながら、小学生以下の第1子と第2子に年額6万円、第3子に年額12万円児童手当も貰えなくなる。

我が家の場合、配偶者控除(71,000円)、扶養控除(213,000円)の増税と児童手当(240,000円)が貰えなくなるので、52万4000円の負担増と引き替えに、子ども手当を貰うことになる。

こども手当は、13,000円×3人×12ヶ月=46万8000円であるから、実質5万6千円の負担増なのである。子どもが3人いる私の家でさえもそうなのだ。

各ご家庭で計算されてはいかがだろうか。ちなみに子どもと同居せず、専業主婦の奥さんがおられ、70歳以上のお年寄り夫妻と同居しておられるご家庭は27万7千円の負担増となる。

つまりこの政策は、児童手当が少ないから子ども手当として増やすのではなく、中学生の子どもさんがおられるご家庭を応援するために、それ以外のご家庭の負担増をはかるものなのだ。

そう言う風に正直に言わないところに、民主党の不誠実さがある。年金案も高速道路無料化も、肝心な財源になると「ムダをなくす」。どういうムダをどのようになくすのか聞くと、「野党だから詳しい資料がなく今は答えられない。」ならばどうして「ムダをはぶく」と言えるのか。「与党になったらやっぱり無理だったということが分かりました」というのではないか。実に誠意が感じられない!国民にはそういう不安があるのである。

しかし、その不安も自民党への不満の前には消し飛んでしまう。今まさに具体性のないイメージの台風が吹き荒れている。それが非自民政権誕生前夜と似ているのである。

「民主党が政権をとったら、手のひらを返したようにマスコミは民主党批判を始める!」

私の予言である。

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