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岡田外相は何をしたいのか?

岡田外相が、日米の「密約」についての文書を探し当てたという。米軍の空母などが寄港する際に核兵器を搭載したままで寄港してもよいという密約である。非核三原則に反するのではないかと言われている。

この問題はすでに元駐日米大使のライシャワーなどの複数のアメリカ人によって公にされてきたが、日本側はその存在を認めてこなかった。そもそも日本にエネルギーや食料の補給のために寄港する際にわざわざ核兵器をどこかに降ろすわけがないので、搭載してあることは「公然の秘密」に属していた。

私が分からないのは、岡田外相はこれを暴いていったいどうしようというのだろうか、ということである。

前与党の自民党が国民にウソをついてきたことを暴きたいのだろうか。しかし、岡田も鳩山もその自民党でいっしょにウソをついてきたのである。小沢なんか幹事長だったのだ。今の自民党だけの責任にはできまい。

既成事実として核搭載空母の寄港を正式に認めようというのであろうか。そんなことをすれば、社民党との関係が悪化することだけではなく党内も分裂する可能性がある。

核搭載を今後認めない、ということだろうか普天間移設問題が紛糾しているこの時点でそんなことをすれば、アメリカとの関係が相当に悪化することは目に見えている。

この問題は相当な難しさを含んでいる。だからこそここまでの政権はアメリカ側が指摘しても認めてこなかったのである。

単に「国民の目の前に事実を白日の下にさらす」というだけなのだろうか。いや、それでは政治家として無責任の誹りを免れまい。

岡田外相は、何を考えているのだろうか。来年1月に分かる。

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コメント

密約があったと正式に認めましたね。
その上でこれからどうするのか?という点までは言及しませんでしたが「非核三原則」を堅持すると言い切りましたので「今後は臨検しますよ。」ということなんでしょうか?

それとも「今後は米軍と距離を取りますよ。」という中国向けのメッセージなんですかねぇ?

別に外国に国防を頼る必要もないと思いますので米軍と距離を置いたり、御帰り頂くのは全くもってオッケーなんですが、その為には9条を改正して日本軍の創設が大前提。(場合によっては非核三原則も見直し)
でもそんな様子も今のところこの国には無い。
それどころか白旗上げてれば酷いことはされることは無い!と主張する脳内にお花が咲き乱れている方々が国家中枢にもいる始末。

本当にこの人たちは今日本が置かれているリアルな状態っていうのを理解してるんですかね?

投稿: 通りすがり | 2010年3月11日 (木) 12時22分

通りすがりさん、コメントありがとうございます。
今持って、なぜこれを暴いたのか分かりません。「国民にウソをつかない透明性のある政治をする」という象徴にしたかった、というくらいでしょうか。しかし、それにしては問題が大きすぎます。今後、米軍の核搭載可能な空母も原子力潜水艦も日本の領海にはいることはできないという現実を分かって暴いたのでしょうか。それならそれでもちろんいいのですが、鳩山にも岡田にもその覚悟が感じられないのです。
無責任な正義感は怖いです。

投稿: yossy | 2010年3月11日 (木) 19時58分

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