« “You’ll never walk alone” | トップページ | 橋下知事について »

『岳-ガク-』で考えた。

震災から早2ヶ月。この間の消防、警察、自衛隊、東電社員、ボランティア等のご尽力に感動しています。いまだ終わらない悲劇とこれから我が国を襲うであろう深刻な影響を思うとき、緊張を解くことはできません。がんばろう!日本!

とはいうものの、震災被害者の方々に配慮するあまり過度に趣味を我慢するのはよくない、というのはよくいわれること。久しぶりに映画を観てきた。

『岳-ガク-』である。

よかった。感動した。人が助かる話だけでなく、山で死ぬ人も描かれていた。生きることの大切さが描かれていた。自然のなかの人間が描かれていた。久しぶりの感動作であった。

Yahoo映画のユーザーレビューでも概ね評価は高いようだが、極端に評価の低い人がいる。その人たちのレビューを読むと共通点がある。

1.山を描くのに何故小栗旬?長澤まさみ?長澤は最後まで足が細すぎ。

山岳救助を行なうにはひ弱すぎるといいたいようです。私はそんなことは全く気にしません。黒澤映画ならいざ知らず、そんなことを期待して見に行っていませんから。

2.出演者の登山技術が未熟。

当たり前です。時々映画やドラマに剣道をするシーンがありますが、剣道を少しでもかじったことがある人がみれば、ほぼ例外なく不自然でへたっぴです。しかし、大多数の鑑賞者にとっては構わないのです。鑑賞するのが山岳関係者だけというならいざ知らず、そんなことはどうでもいいことです。もちろん細部をリアルに追求する作り方もあるでしょうが、この映画はそういう映画ではないのです。

3.原作マンガのあのシーンがない、このセリフが軽くなってしまった、一つ一つのストーリーに重みがなくなった。

原作のマンガはあくまでマンガです。これは映画です。原作を読んでいない私が観てストーリー的に不自然なシーンは、長澤がロープを切るシーンと小栗が確認もしないで飛び込むシーンだけです。マンガと映画は表現方法が違いますので、カットしたり新しいシーンをプラスするのは当たり前。原作をそのまま映画化してあると思っている人は観ない方がいいと思います。

それにしても最近マンガ原作のドラマや映画が多すぎる、というのはその通りである。今一番創造的な仕事をしているのはもしかしたら漫画家か?とさえ思う。

まあ、どんな映画でも御本人の趣味などで批判的な意見はあるもの。あまりうるさく云わずに感動の余韻に浸ることとしよう。

|

« “You’ll never walk alone” | トップページ | 橋下知事について »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187530/51654480

この記事へのトラックバック一覧です: 『岳-ガク-』で考えた。:

« “You’ll never walk alone” | トップページ | 橋下知事について »