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政治家の選び方

明日、衆議院議員選挙が公示される。

多党乱立でわけがわからない選挙だ。
ただ、私はこれまで投票行動の結果を後悔したことはない。
今回その選び方を記しておきたい。
選挙直前に離党して他党に行った候補を信用しないことである。これまでにもそういうことは山ほどあった。
所属している党を裏切る人には「裏切った」という感覚がない。必ず「自分は変わっていない、党が変わったのだ」という。選挙直前に党が変わるわけがない。なぜもっと前から離党しなかったのか。
自分中心の発想しか持てない人なのである。そういう人はいずれ、国民をも裏切るものだ。
ただし、「自分が間違っていた」と出直す人は一考に価する。ただその場合、一回は間を空
けてもらいたいものである。
基本的に金に汚いうわさのある候補を信用しないことである。もちろん冤罪の可能性はあるが、情報をしっかり咀嚼してだまされないようにするべきである。
元職については、国会と委員会で質問をしていない候補は信用しないことである。国会の議事録は次のアドレスで閲覧できる。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_srch.cgi?SESSION=27940&MODE=1
このページの発言者名に、自分の選挙区の候補者名を入れて、検索すれば簡単に分かる。
本会議でも委員会でも発言しない議員が働いているといえるか。「ほかにも仕事はある」と言った御仁がいたが、演説を聴いていてもまったく信用できない人物であった。
ただし、政務次官等の役付きになると発言の機会がなくなるのも事実である。その場合は演説会等で働き振りを聞くしかない。
働かない候補は当選させてはならないのである。
話し合いのできない政党を信用しないことである。民主党政権が「決められない政治」だったのは、参議院が不当に権力を持っているという制度的欠陥だけでなく、政権与党内で政策が決められないことが最大の原因だった。その意味では離党覚悟で小沢氏を乗り越えた野田首相を私は若干買っている。
政治主張が違うものがくっついた政党を信用しないことである。
何も決められない。選挙が終わったら必ず足を引っ張り合って瓦解する。
そもそも各議員は違う人間なのでまったく同じ政治主張を持っているはずがない。それが最低限の政策が一致することを前提に政党を作るのである。だから伝統的な政党には話し合いのルールと伝統がある。新しい政党はルールと伝統がない分、政治主張を最大限一致させることが必要なのである。
「大同小異」というが、何が大同で何が小異なのかという判断さえ個々で違う。
非自民連立政権とここまでの民主党がいい例である。
員のいない、党員を獲得しようとしない政党を信用しないことである。支援者の声を聞く気がない政党は、簡単に説を曲げるからである。
反対ばかり、国民に耳障りのいいことばかりを言っている候補・政党を信用しないことである。100%いい政策などこの世に存在するわけがない。
そんなやつらは結局何もできない。
あとは残ったなかから、自分の思いにより近い候補・政党に一票を投じるのである。③でも紹介した検索システムで、発言を見れば思想性は分かるはずである。
私は、政党の体質や候補の人格は政策よりも優先すべきではないか、とさえ思っている。なぜかならいい政治家は国民の意見にも耳を傾けるし、自身の主張が間違っていれば反省し軌道修正するものだからである。
前の記事にも関連するが、いい政治家は平時でもメール等に誠実に返事を書くものである。
棄権はいけない!誰に入れたらいいか判らなければ、「よりまし」な候補に入れるか「棄権」と書いて投票しよう!投票総数に対して有効投票数が少ないということは、抗議の意思表明だ。
「国民の義務」だととらえて、投票に行こう!

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ある評論家

2週間ほど前、テレビを見ていたら、寺島実郎氏が発言していた。

「日本は政治でメシを食っている人が多すぎるんですよ。」
そうそう、だからこそ「政治家」と「政治屋」を見分けてちゃんと投票しなきゃいけないんだよな、と納得しかけた私の耳に、思いがけない言葉が入ってきた。
「国民一人当たりにすると日本の国会議員はアメリカの三倍いるんです」
だから国会議員を減らすべきだ、といいたいらしい。
これはおかしい。
日本の衆議院議員数480人と参議院議員数242人をあわせると、722人である。これを日本の人口1億2千8百万人で割ると、0.00,000,564である。
アメリカの上院議員数100人と下院議員数435人をあわせると、535人である。これをアメリカの人口3億1千万人で割ると、0.00,000,173である。
だから日本の方が3.26倍多い、といいたいらしい。
しかし、多くの人が知っているように、アメリカは合衆国つまり連邦国家である。50の州=国が集まって連邦政府を形成しているのである。アメリカの本体はまずは州であり、州には憲法もあり、州政府もあり、上院と下院をそなえた州議会もある。制度は各州で異なる。外交などの主権にかかわる問題は連邦議会にゆだねるが、国民生活に密着した政治課題は州議会が担当する。
アメリカの州議会議員数は知らないが、ニューハンプシャー州は下院だけで400人。単純に50州を掛けるとそれだけで2万人になり、アメリカは日本をはるかに越える。日本とアメリカを単純比較してはいけないのである。
基礎になる数字の捕らえ方が間違っているだけでなく、政治家全員を指して「政治でメシを食っている人が多すぎる」と言うのは真面目に活動している政治家も一緒くたにした表現で、総選挙前の大切な時期に影響力のある評論家の言う言葉ではあるまい。
政治嫌いを増やすだけで何の意味もない。
私は看過できず、ご本人にファックスを出した。もちろん実名と返信先を明記し、職業も明かした。言葉も極力丁寧に上記の趣旨を礼を失しないように書いたつもりだ。
しかし残念ながら、2週間たった現在、まだ返事はない。
この程度のものか。
以前、ある評論家が「学校が週休2日になって喜んでいるのは学校の先生だけですよ」と言った。
私は、3年間で12時間が削られた分の行事が無くなるなど学校現場は逆に余裕がなくなったこと、部活動の遠征が増え保護者と顧問の経済負担が増えていること、などを挙げて喜んでいる教師はごく一部であることをメールで指摘した。調べもないで雰囲気だけで発言するのはいかがなものか、と。
件の評論家はすぐに返信をよこし、謝罪し、つぎの番組で訂正してくれた。
ずいぶんと違うものである。
寺島氏が私の中で評価を下げたことはいうまでもない。

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