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いじめと暴力と

昨年来、いじめと教師による暴力のことが報道されない日はない。

いじめについては以前書いたことと私の思いは大きく変わらない。文科省が「いじめの早期発見を評価する」という発表をしたが、わが意を得たりである。
残念ながら「いじめはある」。その前提に立てば、最も大切なのは、いかに早期に発見するか。芽は早く積むほうが解決も早い。発見したら絶対にいじめられている側に立つ。そしていじめている子たちといじめられている子の関係を出来るだけ修復する。
加えて、体罰という名の暴力についての報道が連日繰り返されている。大阪の桜宮高校に続いて、豊川工業、ついには全日本柔道女子チームとスケープゴートは目まぐるしく変わる。
しかし考えても見るがいい。体罰が行われてきたのは大阪市立の体育科では桜宮高校だけなのか?駅伝では豊川工業だけなのか?オリンピック競技では柔道女子だけなのか?
みんな知っているではないか!知ってるのに知らないふりをして報道し、今聞いたふりをして怒ってさえ見せる。バカバカしい。体罰を容認してきた社会の風潮の醸成に一役買ってきた人たちは教育職以外にも大勢いるはずだ!
今回痛ましくも体罰を受け続けた生徒が自らの命を絶った。だから桜宮高校体育科は新入生を受け入れる体制にない?よその高校へ行け?何も分かっていない!
府立市立の他の学校に体罰がなかったという確証はあるのか!体育の人事は市内で回っている。ないわけがない!なぜ調査しないのか!
今、現に桜宮高校体育科にいる在校生の教育はどうするというのか!彼らはその「体制の整っていない」高校に居続けるのだ!
問題の本質を避けて桜宮高校だけに矮小化しようとする市長サイドの意図が透けて見える。彼はいつも攻撃対象を絞って自分を正義の側に置く。自殺報道直後「体罰は必要だがあとのホローが大事」などと、いけしゃーしゃーとほざいていたくせに。桜宮を極端に攻撃することでその行き過ぎを押さえようとする教育委員会を悪に据え、正義の味方に立場を入れ替えることにまんまと成功した。
今回自殺した生徒を殺したのは、体罰を容認する風潮を放置してきたすべての人間である。私も、報道機関の人間も、橋下市長も、そのなかに入っている。
どこかの学校や団体を槍玉にあげて溜飲を下げるのはやめにするべきである。今こそ一斉に教育現場から暴力を一掃しようではないか。

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