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「誰だって分かることなんです」

「小学生でも分かる理屈じゃないですか」「民間の常識からは大きく外れてますよ」「市民感覚から見ておかしいですよ」「国際的にはそんなの常識ですよ」「所詮学者には分からないですよ」議論を回避しつつ相手をやり込めるときに使う橋下氏の常套手段である。
相手の言っていることが本当に「小学生でも分かる」のか、「民間の常識から大きく外れている」のか、「市民感覚から見ておかしい」のか、彼の言っていることが本当に「国際的に見て常識」なのか、「学者には分からない」のか、ここではいっさい検討されない。相手をとことん下に見る上から目線で議論に勝つことだけを目的にした手法である。彼はけんか腰になるとこういう物言いをする癖があるようである。

「必要なのは誰だって分かる」今回の従軍慰安婦発言で彼ははっきりとこういった。それを批判されると、「誤報された」といっているがそれは無理であろう。はっきり言ってしまったのだから。

彼が本当に言いたかったのは、「世界各国の軍が慰安婦制度を持っていたのになぜ日本だけが批判されるのか」ということである。私はこの論にはある程度理解する。慰安婦制度に巻き込まれた人、今もって売春婦呼ばわりされている人、戦場で強姦された人、みな悲劇である。世界のどこの国であっても許してはならない。橋下氏は世界を相手に喧嘩を売るつもりだったのだろう。それを維新の支持率アップの材料にしたかったのかも知れない。

しかし、不用意な発言が彼を逆に窮地に追い込んでいる。口癖の「誰だって分かる」が変な出方をし、米軍に風俗の利用を薦めたことと合わせ技になった。いくら弁解してもだめであろう。「女性を男性の性欲処理の道具としてみている」という印象は拭い去れない。少なくとも「彼自身が風俗を利用した」ことは間違いないであろう。そういう印象を与えるのに十分な発言であった。

敵をやり込める手法が彼を窮地に追い詰めている。私はそもそも彼の人の発言を聞かずにとにかくとりあえずやり込める体質がきらいだったので、「ついにこのときがきたか」という気持ちで一連の報道を見ている。

「維新の国政進出は早すぎた」本当にそう思う。

私は、そう思う。

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