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何が悪いのか分からん!

旧聞に属する話である。

埼玉県の県立高校で、自分の子どもの入学式へ出席するために入学式を欠席した担任教諭の行為が批判された。

何が悪いのか分からん!

女性の社会進出、夫婦共同の子育てを推進するためには、

「仕事の代わりはいても親の代わりはいない」

という発想で、入学式や卒業式、運動会などのイベントに保護者が出席できるように制度を整備する必要がある。未来を開く子どもたちに接する学校の教師は、率先してそれを実践すべきだと私は思う。

「担任の代わりはいない」という人もいるだろう。しかし、入学、卒業などの式典は、形式上「学校」全体で行うものである。必ずしも担任がいなければ成立しないものではない。

ましてや入学式で出会う生徒は、ここまで何の関係もなかった、これから毎日接する生徒たちである。入学式の日に担任がいなかったとしてもいくらでもフォローがきく。

卒業式は、形式はともかく、ともに3年間を過ごしてきた生徒と担任の別れという側面がある。担任教諭も何としても出席したいし生徒もそれを望むであろう。

(だからといって「出席するのが当然」などと言われたくないが)

校内人事を決めるのに、選挙で主任を選んだり人事委員会を設置して決めていることが批判されている。

何が悪いのか分からん!

私の赴任校では、主任は校長が決め、他の人事は希望と事情を聴集して管理職が原案を作り、選挙で選ばれた人事委員会がさらに原案を加えて職員会議で最終決定している。もちろん職員会議での決定事項とはいえ、最終決裁者が校長であることは周知の上で、このような「形式」を踏んでいるのである。

なぜなら管理職は2~3年で人事が変わる。現場の事情が完全には分かっていないのである。現場の事情とは、教員同士の人間関係や生徒との関係、前年度無理をしていただいた、などの文書に出来にくい事情を含む。これらの中には現場でないと把握できていないことも多い。しかしそれらを加味ないと最大限に力を発揮できる組織にはならない。

真剣な学校長ほど、現場の声に耳を傾け「ともに子どものために仕事をしよう!」という。そうした学校長にとっては、人事に関して現場の声を聞くことは必須なのである。「民間」とは事情が全く違うのである!

今回の二つの報道は、にわか仕込みの教育専門家きどりには、何も分かっていないということを改めて露呈した。大阪ではさっそく選挙をやめさせるらしい。あの人らしい手の打ち方である。大阪で校長・教頭のなり手がどんどん減っているのも当たり前である。

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