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最近の全日本剣道連盟について

久しぶりの投稿ながら、剣道を知らない方にとってはマニアックな愚痴みたいな話ですみません。

最近の全日本剣道連盟の動きに、疑問がある。

数年前のこと。突然(2月頃だったか)
都道府県対抗の県代表選手は日本国籍を有すると言ってきた。

各県すでに選手選考が終わっている段階でのことだっただけに、衝撃が走った。

なぜこのタイミングなのか?
今決まっている選手に「あなたの国籍は日本ですか?」と聞けというのか?そんなことは無理に決まっている。
国体や全日本選手権でも外国籍選手の出場は可能なのに、それとの整合性はどうなるのか?
バスケットや陸上競技などとは違い、剣道が世界で一番強いのは日本。外国人が都道府県代表になるほど強くなったというのなら、むしろ誇るべきことで、大いに剣道の国際普及に役立てればいいのではないか。
日本で剣道を学び強くなった選手が、他国の代表になって世界選手権の覇者を争うくらいになってはじめて、剣道の国際普及が実ったといえるのではないか。
外国籍だから排斥する、というのは、あまりにも狭量ではないのか。
そもそもその選手が日本国籍を有しているかどうか、全剣連には確認するすべがあるのか。


あまりの理不尽さに頭にきた私は、全剣連に本名と住所、電話番号、メールアドレス、所属を明記し、メールし、返事をお願いした。(もちろん丁寧な言葉を選んで書きましたとも)

しかし、返事はなかった。それどころか所属の長から呼び出され、「全剣連にメール送っただろう!」とお叱りを受けるはめになった。私は何も感じないが、その先生が気の毒でこの件は以上で終わりにした(その後全剣連は外国籍選手の排斥をこの年限りでやめた。信念なんかなかったのだ)。

全剣連の体質にはまったく唖然とした。

下っ端のものがお上に物申すと潰しにかかる組織なのだということ。
真正面からの問いに答えることもできず、後輩に圧力をかける姑息な手段にでたこと
実に情けなかった。


その後もいろいろな疑問が起こった。

一つは、称号・段位とは別に「社会体育指導員」なる資格を設定したことである。これを持たない人は、国体の監督になれない。成年の場合は選手の一人が監督を兼ねる規定になっているので、都道府県代表として国体への出場を目指す選手は、この資格があると有利となる。実際に、予選会をしたのに先鋒から大将まで誰も「社会体育指導員」資格を持っていなかったので、準優勝の有資格者を選出せざるを得なかった、という珍事が起こっている。これはおかしい!

この資格、また取得にかかる経費が高いのである。
東京都で開催された講習会では、¥45,850(懇親会費こみ)であったという。
http://members3.jcom.home.ne.jp/higashikurumekendou/HKR14010.pdf#search='%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BD%93%E8%82%B2%E6%8C%87%E5%B0%8E%E5%93%A1+%E5%89%A3%E9%81%93+%E7%B5%8C%E8%B2%BB'

伝え聞くところでは、日体協から国体監督に必要な資格を設定せよ、と迫られた全剣連は当初反発したが結局は受け入れた、とのこと。それが事実なら日体協の資格ビジネスに全剣連も巻き込まれたということになる。「それなら国体なんか開催しなくて結構」と言えばよかったのに。毎年開催県が優勝する出来レース。魅力なんかまったくない。やはり全剣連には信念などないのだろう。

ところが、変なところでこだわりを見せるのが今の全剣連。

次の文書ご覧いただきたい。

http://www.kendo.or.jp/information/docs/Kendo-match-referee_2013.pdf

試合場をコートというな。今まで垂れネームやゼッケンといってきた垂れにつける名前は、名札とよべ(あれは袋であって札ではないと思うが)。稽古着というな剣道着といえ。防具というな剣道具といえ。

不自然なことこの上ない。英語の排斥が一つの目的に見えるが、それだけではない。稽古着、防具などは各地で自然に使用してきた用語である。なぜ使用してはならないのか、全くわからない。
だいたい、全剣連が指導すれば全国で徹底される、という発想がおかしい。剣道は、各地のさまざまな流派が合同してできたもの。各地に個性があってよい。面を振りかぶる時の竹刀の角度、胴を打つ時の左こぶしの位置、切り返しの時の振りかぶり方など、今でも地方の個性が生きている。それを統合しようとでもいうのであろうか。何か傲慢さを感じる。


こんなつまらないことを徹底している暇があるのなら、全剣連は不祥事の再発に全力を注いでいくべきだと思うがどうか。


有名男性剣士による女性がらみの不祥事が後を絶たない。

女性参議院議員との不倫を世間に公表した全日本選手権出場者がいた。
彼女の浮気を調査するために友人のNTT社員から個人情報を得て問題になった警察剣道大会優勝者がいた。
淫行で逮捕された全日本選手権者がいた。
二股を責められて不倫相手を殺した警察剣道の猛者がいた。


これだけの不祥事が公になっているのに、全剣連は何をしているのだろうか。

剣道の理念
http://www.kendo.or.jp/kendo/concept/#all

これは建前か?いじめが横行する大学剣道の強豪校、警察内部。自殺者まで出しておいて、全剣連は何をしたのか!上は責任を取らない。不祥事は下の責任ということか。

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