おいしいそばやだったのに…
先日の事。久しぶりに滋賀県草津市のとあるそばやにいった。何年か前に入って、そのときはおいしかったのである。「全国新そば会」という有名そば老舗店の会にも加盟している。店舗を使って時々落語の寄席もやっている粋な老舗なのである。
しかし、出てきたざるそばを見て、我が目を疑った。色も艶もない、若干乾燥して互いにまとわりついている。においもない。コンビニのソバに「ほぐし水」がついているが、それが必要なくらい固まっているのである。そう、明らかに作り置きである。しかもどうみても「手打ち」ではない。新そばのシーズンだったのに「新そば」の表示もない。金がもったいないのでなんとか食べた後、あまりのまずさに「本当のそば」を求めて町をうろついてしまった。幸いにも栗東市に「平」というおいしいそばや(おいしい店は実名でもいいでしょう)があって命びろいをしたのである。件のそばやには二度と行くことはないであろう。
「全国新そば会」というと、本当においしいそばやが集まっているという印象がある。有名な「かんだやぶそば」もその一員である。一度食べたが「かんだやぶそば」は本当においしかった。しかし、こんな会員がいるとは…。看板倒れも甚だしい!「全国新そば会」はこの店の退会を勧告した方がいい。
件の店のホームページを見てみた。「打ちたて、ゆがきたての名代○○そば」
うそつけ!功利を優先しやがって!
身近に「食品偽装」が発覚した瞬間であった。
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