群馬県太田市はすごい!

 以前から、身内で言っていたこと。「少子化支援には1人目と3人目に手厚くだ。1人目は夫婦にとって一番不安だし、3人目が積極的に生まれないと人口は維持できない。だから3人目を国が全額面倒を見るくらいにすると出生率は確実に上がる。」

 こんないわば常識を現実のものとする市が現れた。群馬県太田市である。3人目は出産費も医療費も入学金も文具費もみんな市が持つという。

 すごい!財政的に持つのかなという不安があって井戸端会議的な話題にとどまらせていたのだが、やろうというところが出てきた。すごい!感激!これを日本全体でやれば確実な少子化対策になる!

 少子化対策を、「子育て世代に偏った政策」だの「一部の市民へのご機嫌取り」だの「バラマキ」だのいう人が相変わらずいるが、全然分かっていない。本当に一部の日本人の問題ならこんなに話題になるまい。少子化対策は将来の日本をどうするかという問題であり、経済対策・財政対策・年金対策につながる根本の問題である。

 あとは1人目への手厚い対策を望みたい。不妊治療への保険適用、育児就業対策などまだまだやることは多い。

 今出生率はちょっとアップして1.3。この難局を乗り切らねばなるまい。

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児童手当の拡大とバラマキ批判

 今年から児童手当の支給対象が拡充される。今までの小学校3年生までから6年生までになるという(ちなみに9月30日までに手続きをすれば4月にさかのぼって支給されるらしい)。

 少子化が叫ばれて久しい。国も様々な対策を立ててはいるが結果はまだまだ出ていない。欧米の少子化先進国の対策に学ぶとともに、唯一出生率をあげた福井県の他県との違いを研究し対策にあてていただきたいものである。

 さて、児童手当等の支給が論じられるときいつも気になるのは「バラマキ」批判である。選挙になると必ず「その政策はバラマキだ!」などと使われる。野党とマスコミが好む言葉であるが、そもそも「バラマキ」とは何なのだろうか。その定義は実にハッキリしないが「あれはバラマキだよ」といわれると、妙に心に刺さる言葉ではある。恐らくは「一部の人だけが得をし日本国全体の利益にならない税金の使い方」というような意味かと思われる。

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 その定義に従った場合、少子化対策はどうであろうか。少子化対策自体が一家庭の問題ではなく国の課題であることは言うまでもない。少子化を食い止めるために児童手当を支給することが少しでも子育て家庭を応援し負担を軽減することになるということもいうまでもない。私には児童手当政策が「バラマキ」批判を受ける理由がまったくわからない。政敵をいじめるためにあえていっているだけなのではないのか。

 「児童手当を拡大しても出生率は上がっていないではないか。それならやっぱりバラマキだ。」という声もあろう。それは金額が足らないことが第一の理由。「バラマキ」批判が国民に届き、政策の効果が現れにくくなっていることが第二の理由だと思う。もっと手厚い金額を支給しなければ効果は現れないと私も思う。しかし、現在の制度が存在すること自体、国として少子化対策に取り組もうとする最低限の意思表示であると思う。「バラマキだ」という批判は児童手当という政策そのものに対する批判。「金額をあげろ」という批判は児童手当の拡大を求める批判である。根本から違う。

 特に第三子を持つ家庭に対するケアをもっともっと手厚くする必要があると思う。そこに手を入れれば出生率はあがる。さらに、欲しくても生めない家庭の現状の改善ももちろん必要であろう。つまりは不妊治療に健康保険を使えるようにする、働きながら子供を育てられるようにする(託児所付き職場の徹底・育児休暇時の収入の確保など)が必要であろう。もっといえば、生まない人へのケア(子育て不安へのケア・晩婚化への対応など)も大切であろう。

 批判だけの批判はやめていただきたいのである。そんなことをしても何も前進しない。前回の衆議院選挙で民主党は、与党の少子化対策中でも児童手当を「バラマキ」批判しておきながら、自らのマニフェストには児童手当の拡充をうたった。そういうところが信用できない第一の理由なのである。

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